不動産担保ローン以外の資金調達!一時的に不動産を持ってもらうという選択
資金調達が必要になったとき、多くの方がまず思い浮かべるのが「不動産担保ローン」です。しかし、担保ローンは審査や金利、返済計画などで厳しい条件が付きまとう場合があり、「もっと柔軟で負担の少ない方法はないか」と感じたことのある方も多いはずです。
今回は、私たち有限会社とうりが提案する「不動産を一時的に第三者(当社)に持ってもらい、資金調達を行う」という、いわば“資金調達×不動産売却”のハイブリッドな手法、すなわち「リースバック」に注目し、不動産担保ローンとは異なるメリットや活用事例をご紹介します。

不動産担保ローンの限界と課題
不動産担保ローンは、所有する土地や建物を担保として資金を借り入れる仕組みですが、以下のような課題が存在します。
・返済能力が重視されるため、個人事業主や中小企業では審査に通らないことがある
・長期の返済計画が必要で、経済的・心理的負担が大きい
・金利の変動リスクがあり、返済額が膨らむ可能性もある
・金融機関とのやり取りや書類準備に時間がかかる
このような背景から、「不動産を活用した資金調達はしたいが、ローンは避けたい」と考える方にとって、代替手段の一つとして「リースバック」が注目されています。
リースバックとは?
リースバックとは、不動産をいったん第三者に売却し、その後は賃貸契約を結んでそのまま使い続ける仕組みです。
具体的な流れ:
1.所有不動産を有限会社とうりなどの専門会社に売却する
2.同時に賃貸契約を結び、引き続き物件を利用する
3.売却代金を資金調達に充てる
4.将来的に買い戻すことも可能(※契約内容による)
この方法は、所有権を一時的に手放す代わりに、即座にまとまった資金を確保できるという大きなメリットがあります。
リースバックのメリット
1. 資金を確保しながら、住み慣れた環境を維持できる
住宅やオフィスを手放さずにそのまま使い続けられるため、引っ越しや移転の手間がありません。
2. 返済義務がない
ローンではなく「売却」であるため、毎月の返済義務が発生しません。家賃として支払う形なので、心理的なプレッシャーも軽減されます。
3. スピーディーな資金調達が可能
担保ローンと異なり、審査に時間がかからず、早ければ数日で資金が得られるケースもあります。
4. 信用情報に影響を与えない
借入ではないため、信用情報に傷がつくこともなく、他の金融取引への影響も最小限に抑えられます。
法人にも有効なリースバック活用術
◆ 経営者の資金繰りに
突発的な資金ニーズ(仕入資金、給与支払い、広告費用など)が発生した際に、所有しているオフィスや倉庫を一時的に現金化し、事業を止めずに継続可能。
◆ 決算対策に
資産を売却することでバランスシートを調整し、財務体質を一時的に改善することができます。特に銀行からの借入審査時の印象が良くなります。
◆ M&Aや事業承継時の選択肢に
事業売却前に資産を切り離すことで、事業本体の評価を明確にできます。売却後も施設を継続使用可能なため、業務に支障が出ません。
もちろん”脱法”ではありません
「一時的に所有権を移す」というと、中には脱法的な印象を持たれる方もいるかもしれませんが、リースバックは法律上正当な不動産取引です。
・所有権移転登記が正式に行われる
・売買契約と賃貸契約が明確に区分されている
・税務上の処理も合法的に行える
したがって、安心して利用できる資金調達手段の一つです。
「とうりの不動産相談」が選ばれる理由
私たち有限会社とうりは、「訳あり物件」や「共有持分不動産」「相続不動産」など、通常では売却が難しい不動産を専門に扱ってきました。その実績と経験を活かし、以下の強みを提供しています。
・法務・税務の専門家との連携で安心サポート
・一都三県を中心とした迅速な現地対応
・完全予約制の無料相談で丁寧にヒアリング
・リースバックに関する柔軟な提案力
どんな背景や事情をお持ちでも、まずはご相談いただくことで最善の選択肢をご提案いたします。
実際の事例:60代夫婦の住まいを守る選択
60代のA様ご夫婦は、年金収入だけでは生活費が足りず、老後の資金確保のために自宅の活用を検討されていました。しかし、担保ローンでは返済の見通しが立たず、老後の生活に不安がありました。
そこで当社のリースバックを利用。
自宅を売却し、まとまった資金を得たうえで、これまで通りその家に住み続けることができました。しかも将来的に子どもたちが買い戻すことも契約に含まれており、家族の絆も守られました。
まとめ:選択肢を知ることが、安心への第一歩
不動産を活用した資金調達は、「ローン」だけではありません。所有権を一時的に手放すという新しい考え方「リースバック」によって、事業継続や生活の安定、将来設計の幅を広げることが可能です。
資金の必要性に直面したとき、「借りる」だけでなく「売って借りる」という視点を持つことで、これまでにはなかった道が開けるかもしれません。
有限会社とうりでは、リースバックの活用に関して個人・法人を問わず無料相談を承っております。
資金調達の新しい選択肢として、「とうりの不動産相談」をぜひご利用ください。